王子様はガラスの靴を届けに来ないわ
雨の中、どれだけ綺麗に踊ってみせても、お飾りの涙飾ろうとも、
シンデレラに時間の限りがあるように、私の魔法は解けてしまう。
では私は汚されたドレスで、孤独などを歌いましょうか、
痛みなど慣れだと、私は思う。
コーヒーが苦いと思ったあの頃の私、今ではカフェイン中毒で
タバコが嫌いって思ってた私も、今では1日二箱吸うの。
そんな風に少しずつ、誰かと触れ合うたびに刺さる小さな棘、小さな痛みに慣れてしまって
大きくなったかさぶたを、小さな命のようにすくい上げてしまう。きっと、貴方も。
私の全てをあげるから、貴方の全てを私にください。
貴方の全てを愛すから、私の全てを愛してね。
私に愛される貴方を、貴方は誇りに思ってね。
貴方に愛される私を誇れるように生きるから。