おやすみ
もしもしなにしてるの、って簡単に電話かけられるような仲だったらよかったな
なんて孤独な夜にとっても似合う、寂しさのドレス纏って寝ます
一人で眠れますからね、わたしも大人ですからね、ってもう既に窓から漏れる朝日でまた私の駄目さを思い知る
今日の嘘はなかなかよかったな
言い訳付き、タイムセールでお得です
どうせ眠れない夜を過ごすならば
傷付けてよ 悲しませてよ
涙が暇を持て余してくれましょう
はいはい分かってるよ、って渋々と飲み込んだ本当はわかりもしないことを
分かってるけど、分かろうとしてるけど、分からないこと、分かってよ なんてね
丸氷が小さくなってくみたいに 二人は変わる 溶ける 無くなる
おやすみが二度と聞こえなくなる 聞きたいくせに
おやすみごめんねさよならごめんねおやすみ